慶應・慈恵・日医 比較
- 御三家:慶應義塾大医・東京慈恵会医科大・日本医科大の3校。私大医最難関グループ
- 難易度:偏差値68〜72、慶應医は私立医最難関で東大医・京大医併願校として位置づけ
- 3校の出題傾向:慶應=難問思考型/慈恵=高速正確型/日医=理科深掘り型
- 学費:6年で2,150〜2,250万円(他私大医3,000〜4,500万円より大幅に安い)
- 併願戦略:本命1+実力相応2+滑り止め2の王道、御三家3校全本命はリスク大
- 狙える偏差値帯:慈恵/日医は偏差値70+、慶應医は72+が現実的目安
結論:御三家は「学費の安さ × ブランド × 合格実績」で人気集中。3校の出題傾向と併願戦略が合否を分ける
私立医御三家は、私大医最難関グループであり、学費が他の私大医より大幅に安く(6年で2,150〜2,250万円)、ブランド力と合格実績で人気が集中している3校です。偏差値は68〜72で国立医中堅〜難関と同等。
3校はそれぞれ出題傾向が異なるため、「御三家対策」と一括りにせず、本命校に集中した過去問演習が必須。本記事では3校の難易度・出題傾向・面接スタイル・卒後キャリア・学費・予備校選びを一気に比較整理します。
現場で見てきた御三家合格者に共通するのは「本命1校に集中した過去問演習」と「3校の出題傾向の違いを理解した併願戦略」でした。御三家を全て本命扱いして散漫な対策をすると、どれも届かないというパターンが多発。逆に、本命1校に絞って10年分の過去問を完璧に解く受験生は、御三家2-3校合格を勝ち取るケースが目立ちました。
① 慶應義塾大学医学部
基本情報
- 所在地:東京都新宿区(信濃町キャンパス)
- 創設:1917年(私立医最古、福澤諭吉の理念を継承)
- 入学定員:110名(一般入試66名・帰国生若干名・付属校推薦20名前後)
- 偏差値:72前後(私大医最難関、東大医・京大医併願校)
- 学費:6年で約2,150万円
入試傾向
- 学科:数学・英語・理科(物化or物生or化生)で難問・思考型中心。解ける問題と捨てる問題の選択力が鍵
- 面接:個人面接でじっくり、医療観・志望理由を深掘り
- 小論文:課題文型、医療倫理・社会問題テーマ
- 合格者の傾向:東大医・京大医併願組、地方トップ高校出身、現役〜2浪
合格のための戦略
偏差値72以上が現実的目安。基礎を高校3年生のうちに完璧にし、高3秋〜浪人期で過去10年分の徹底演習。難問を解く力よりも「難問の中の標準問題を確実に得点する」捨てる力が重要。
② 東京慈恵会医科大学
基本情報
- 所在地:東京都港区(西新橋キャンパス)
- 創設:1881年(日本最古の私立医学校が前身)
- 入学定員:110名(一般入試105名・推薦5名)
- 偏差値:70前後
- 学費:6年で約2,250万円
入試傾向
- 学科:数学・英語・理科で基礎〜標準問題を高速・正確に解く力が必要。問題量が多く時間配分が鍵
- 面接:個人面接+集団面接(討論型)の組み合わせ。協調性とリーダーシップの両方が見られる
- 小論文:テーマ型、医療観・社会問題
- 合格者の傾向:都内有名高校出身、地方トップ校、1〜2浪の確実な得点者
合格のための戦略
偏差値70以上を目標に、標準問題の精度を上げる訓練。難問よりも標準問題の取りこぼしを減らす方が合格に近い。集団討論対策のために模擬討論を5回以上経験すべき。
③ 日本医科大学
基本情報
- 所在地:東京都文京区(本部)+ 千駄木キャンパス
- 創設:1876年(日本最古の私立医学校)
- 入学定員:120名(一般入試113名・推薦7名)
- 偏差値:69〜70前後
- 学費:6年で約2,200万円
入試傾向
- 学科:標準問題中心だが、理科(特に生物・化学)で深い知識を問う。記述式の出題も多い
- 面接:個人面接中心、人柄・医療観を重視
- 小論文:テーマ型、医療倫理・社会問題
- 合格者の傾向:1〜2浪が多い、私大医中位からのステップアップ組も
合格のための戦略
偏差値69〜70を目標に、理科の深い知識+記述力を磨く。私大医御三家の中で比較的「努力で届きやすい」位置づけのため、慶應医・慈恵医と比較すると合格率が高め。
3校の比較表
- 慶應医:偏差値72 / 学費2,150万 / 学科 = 難問思考型 / 面接 = 個人深掘り / 卒後 = 都内大病院主流
- 慈恵医:偏差値70 / 学費2,250万 / 学科 = 高速正確型 / 面接 = 個人+集団討論 / 卒後 = 都内主要病院
- 日医:偏差値69-70 / 学費2,200万 / 学科 = 理科深掘り型 / 面接 = 個人中心 / 卒後 = 付属病院+都内
御三家併願戦略:5校で組む王道パターン
御三家3校を全て本命扱いするのはリスク大。本命1校+実力相応2校+滑り止め2校の組み方が王道。
パターンA:慶應医本命
- 本命:慶應医
- 実力相応:慈恵医・日医
- 滑り止め:順天堂医・東邦医(私大中位)
パターンB:慈恵医本命
- 本命:慈恵医
- 実力相応:日医・順天堂医
- 滑り止め:東邦医・近畿医
パターンC:日医本命
- 本命:日医
- 実力相応:順天堂医・東邦医
- 滑り止め:近畿医・大阪医・関西医
あなたの状況別ガイド:今すぐやるべきこと
📘 高2〜高3春 — 偏差値68以上を目指す
今すぐやるべき3つ:
- 共通テスト模試で偏差値65以上を目標
- 3校の過去問を1年分ずつ入手し、出題傾向を確認
- 本命候補を仮決定(学費・キャリア・出題傾向の総合判断)
📕 高3秋(9〜11月) — 本命校の過去問演習開始
今すぐやるべき3つ:
- 本命校の過去10年分を入手し、週1回ペースで解き始める
- 実力相応校・滑り止め校の過去問も並行で確認
- 面接対策:本命校別の傾向(個人/集団)に合わせた練習
📙 直前1ヶ月 — 本命校に集中
今すぐやるべき3つ:
- 本命校の過去10年分を全て解き切る
- 小論文・面接の最終仕上げ(医療時事の確認)
- 本番日程の確認(御三家は1月下旬〜2月中旬に集中、移動・宿泊計画)
📕 1浪以上 — 御三家への現実的距離
今すぐやるべき3つ:
- 現在偏差値+5以上の伸びが可能か原因分析
- 1浪で届かなければ「私大中位医(順天堂・東邦等)」も視野に
- 2浪以上で挑戦するなら家計・メンタルの再確認 → 医学部予備校 2浪 参照
御三家対策に強い医学部予備校3校

メディカルラボ
全国主要都市の1対1個別。志望校別に過去問演習を徹底し、御三家のような難問思考型・高速正確型・理科深掘り型のそれぞれに対応した個別カリキュラム。

京都医塾
担任制で年間を通した戦略的な御三家対策。関西圏からの御三家受験に強く、関西圏の御三家合格実績も持つ。模擬面接(集団含む)にも対応。

駿台医系専門
大手予備校の医系専門校舎。最難関国立医(東大・京大・阪大医)+ 御三家併願組が多く、難問対応の学科講師が揃う。費用も120〜250万円で他予備校より大幅に安い。
御三家対策で陥りがちな3つの罠
御三家3校を全て本命扱いする散漫対策
3校それぞれ出題傾向が大きく異なるため、全て本命対策は散漫になる。本命1校に集中して10年分演習が王道。
難問対策に時間を割きすぎ
慶應医・慈恵医・日医とも「標準問題を確実に得点する」方が合格に近い。難問を解こうとして時間を浪費する受験生が多い。
面接対策の軽視
御三家はいずれも面接配点が一定あり、特に慈恵医の集団討論は事前準備なしでは詰まる。学科だけ完璧でも逆転落ちあり。
学費プラン:御三家は私大医の中では大幅に安い
御三家3校はいずれも6年で約2,150〜2,250万円と、他の私大医(3,000〜4,500万円)より大幅に安い。学費の安さ+ブランドで人気が集中している大学群。各校とも成績優秀者特待生制度があり、最大で学費が半額〜3分の1になる可能性も。
→ 資金プラン完全ガイド:奨学金6種・教育ローン・予算別予備校選び
保護者向け:御三家対策の家庭サポート
御三家は「学費の安さ+ブランド」で家計負担を抑えつつ最難関を目指せる、保護者にとっても合理的な選択。ただし「本人の偏差値が届かないのに御三家本命」は危険。実力相応の本命校選定が家庭の役割。
監修者からのコメント
私立医御三家は私大医最難関グループで、学費の安さ+ブランド+合格実績で人気が集中しています。私が現場で見てきた合格者の共通点は3つ:「本命1校に集中した過去問演習10年分」「3校の出題傾向の違いを理解した併願戦略」「面接対策を学科と同等に重視」。
逆に苦戦するのは「御三家3校全て本命の散漫対策」「難問対策に時間を取られて標準問題で失点」「学科だけ完璧で面接対策ゼロ」のパターン。本記事の3校比較で本命を1校に絞り、10年分の過去問演習に集中することを推奨します。
よくある質問
私立医御三家とはどの大学ですか?
私立医御三家の難易度は?
3校の入試傾向の違いは?
御三家を狙える偏差値帯は?
3校の併願戦略は?
御三家対策に強い予備校は?
御三家の学費と奨学金は?
御三家卒業後のキャリアパスは?
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