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国試浪人とは?第120回医師国家試験の合格率は91.6%

国試浪人の意味と再受験までの確認手順を解説。第120回(2026年)の医師国家試験は全体91.6%、新卒94.7%。既卒者は公式値から54.6%と計算できます。

編集部 監修者元 医学部専門予備校 運営スタッフ
公開 2026-05-18更新 2026-08-10読了 14
国試浪人とは?
第120回の合格率
この記事の要点
  • 第120回の全体合格率は91.6%:受験者9,980人、合格者9,139人
  • 新卒者の合格率は94.7%:受験者9,205人、合格者8,716人
  • 既卒者は公式値から54.6%:全体から新卒者を差し引いた423人/775人。国試浪人1年目だけの率ではない
  • 試験は2日間:第120回は2026年2月7日・8日に実施。旧記事の「3日間500問」は撤回
  • 学校別データを単純に順位付けしない:受験者数、新卒・既卒、6年卒業状況、複数年度を分けて見る
  • 不合格後は公式基準から確認:得点、次回日程、出願、学習支援、費用条件を順番に整理する

国試浪人とは、医学部卒業後に医師国家試験へ合格できず、次回以降の合格を目指して再受験する状態を指す一般的な呼び方です。厚生労働省の合格発表では「国試浪人」や浪人年数別ではなく、主に新卒者と既卒者に分けて集計されます。

結論:国試浪人とは医師国家試験の既卒再受験者。第120回の既卒者合格率は54.6%

国試浪人とは、一般に医学部を卒業した後、医師国家試験に合格できず、翌年以降の合格を目指す状態を指します。予備校名や学習方法に入る前に、厚生労働省が公表する「新卒者」と「既卒者」の違いを確認する必要があります。

第120回の全体と新卒者の公表値を差し引くと、既卒者は受験者775人、合格者423人、合格率54.6%です。ただし、既卒者には前年に不合格だった人だけでなく、卒業年度や受験回数が異なる人が含まれ得ます。54.6%を「国試浪人1年目の合格率」と読み替えることはできません。

第120回医師国家試験の合格状況
区分受験者数合格者数合格率
全体9,980人9,139人91.6%
新卒者9,205人8,716人94.7%
既卒者(差し引き)775人423人54.6%

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表」。既卒者は全体から新卒者を差し引いて算出(2026年8月10日確認)。

2026年第120回医師国家試験:2日間で実施、合格基準は3条件

第120回医師国家試験は、2026年2月7日と8日の2日間に実施されました。既存記事にあった「3日間・500問」という説明は現在の公式情報と一致しないため、本記事では問題数を推測せず、厚生労働省が合格発表で示した配点と基準を掲載します。

第120回医師国家試験の合格基準
判定項目基準注意点
必修問題160点以上/200点一般問題は1問1点、臨床実地問題は1問3点
必修を除く一般・臨床実地問題224点以上/300点各1問1点として集計
禁忌肢問題選択数3問以下点数基準とあわせて満たす必要がある

出典:厚生労働省「第120回医師国家試験の合格発表」。基準は受験する回の発表で再確認してください。

「必修は8割だから、残りも毎年7割でよい」「禁忌肢を3つ選ぶと不合格」のような単純化は避けます。第120回は、必修以外が224点以上/300点、禁忌肢の選択数は3問以下でした。合格基準は回ごとの公式発表を使います。

次回の第121回:2027年2月6日・7日を予定

厚生労働省の施行案内では、第121回医師国家試験は2027年2月6日・7日の2日間を予定しています。試験地、受験資格、願書の入手・提出期限、配慮申請などは同じページで更新されます。

最新の日程・手続

受験する回の情報は、厚生労働省「医師国家試験の施行について」で確認してください。前年の日程や予備校サイトの転載だけで出願期限を判断しないようにします。

大学別合格率の見方:ランキングではなく分母と卒業状況を確認する

厚生労働省は第120回の学校別合格者状況を公表しています。一方、その資料には、記事化する際に「ベスト5・ワースト5」などの記載を控えるようにという注意があります。本記事でも、大学を一年度の合格率だけで順位付けしません。

学校別合格率を見るときの4項目
確認項目見る理由単独では分からないこと
受験者数少人数では数人の増減で率が大きく動く教育内容の良し悪し
新卒・既卒の内訳全体率の差がどの区分から生じたかを分ける浪人年数別の合格率
複数年度の推移単年度だけの上振れ・下振れを避ける個人が合格する確率
6年間の卒業状況国試受験に至る前の留年・卒業も含めて見る国試率だけでは分からない在学中の負担

学校別の実数:厚生労働省「第120回医師国家試験の学校別合格者状況」PDF。資料掲載元は厚生労働省の発表ページです。

医学部への出願を検討している人は、国試合格率だけでなく、医学部の6年卒業率と留年データも同じ定義で確認してください。「国試合格率が高いから進級も容易」「合格率が低いから授業の質が低い」とは断定できません。

医師国家試験に不合格だった後の確認手順

不合格直後は、根拠のない合格率や「この予備校なら必ず受かる」という広告で決めず、公式結果と自分の状況を分けて整理します。次の順番は、重要な手続を飛ばさないための確認表です。

  1. 公式の合格発表と基準を確認する:受験番号、必修、一般・臨床実地、禁忌肢の基準を受験回の資料で確認
  2. 自分の結果を整理する:利用できる成績情報、模試、卒業試験、学習記録を集め、推測と事実を分ける
  3. 次回日程と出願手続を確認する:厚生労働省の施行案内、大学の連絡、必要書類、期限を一覧化
  4. 大学の担当窓口へ連絡する:卒業後に利用できる学習環境、指導、証明書、相談先の有無を確認
  5. 生活と資金を先に決める:住居、仕事、健康、家族支援、教材・講座に使える上限を決める
  6. 学習支援を比較する:対象回、教材、講義、質問対応、模試、面談、費用、解約条件を同じ表で確認
  7. 判定日を置く:模試や学習記録を確認する日を決め、無期限・無予算の状態を避ける

不合格後に強い不眠、食事が取れない状態、日常生活を保てない状態が続く場合は、進路判断より安全の確保を優先してください。公的な相談先は受験期のメンタル相談ガイドから確認できます。

国試予備校・講座を選ぶときの比較項目

既存記事では特定3社を順位付けし、料金や受講生数を出典なしで掲載していました。講座体系・料金・校舎・提供期間は変わるため、固定ランキングは撤去し、本人が最新の公式案内で確認できる項目へ置き換えます。

国試対策サービスを契約前に比較する項目
項目確認する内容残す証拠
対象第121回向けか、既卒者向けか、基礎からか直前対策か対象回・対象者が書かれた案内
学習内容講義、問題演習、模試、質問、面談、進捗管理の範囲カリキュラムと利用期限
受講方法通学、ライブ、録画、質問可能時間、校舎・自習環境利用規約と時間割
費用入会金、受講料、教材、模試、追加指導、分割手数料見積書と含まれない費用
変更・解約講座変更、休止、中途解約、返金、教材発送後の扱い契約書・特約・キャンセル規定
実績表示分母、対象年度、新卒・既卒、受講条件、合格者の重複実績の定義と集計範囲

本表は比較項目のひな型です。個別サービスの優劣や合格を保証するものではありません。

医学部受験生・保護者は国試率だけで大学を選ばない

医学部入試の段階で国試結果を見ることは、卒業後まで考える材料になります。ただし、学校別合格率だけで志望校を決めると、入学前の選抜、留年、卒業試験、受験者数の違いを見落とします。

医学部選びで国試結果と一緒に確認する情報
情報確認先判断に使う方法
国試の学校別実数厚生労働省受験者・合格者、新卒・既卒、複数年度を確認
6年卒業状況文部科学省・大学公式最低修業年限で卒業した割合と年度を確認
進級・卒業要件大学の学則・履修要項再試験、進級、在学年限を確認
6年間の費用大学募集要項・学費案内学費と生活費を資金表へ反映
入試条件受験年度の募集要項医学部予備校・入試情報を比較

国試合格率は大学選びの一指標です。単年度の順位ではなく、卒業までの過程と合わせて判断してください。

参照した一次資料

結果・日程・制度は2026年8月10日に確認しました。受験時には、対象回の最新公式情報を再確認してください。

国試浪人・医師国家試験の合格率に関するよくある質問

国試浪人とは何ですか?
一般には、医学部を卒業後、医師国家試験に合格できず、次回以降の合格を目指して再受験する状態を指します。法令上・厚生労働省統計上の正式な区分名ではなく、公式結果では主に新卒者と既卒者に分けて集計されます。
2026年の医師国家試験の合格率は?
厚生労働省によると、第120回医師国家試験は受験者9,980人、合格者9,139人で、全体の合格率は91.6%でした。新卒者は受験者9,205人、合格者8,716人で94.7%です。
国試浪人・既卒者の合格率は何%ですか?
第120回の公式な全体値から新卒者を差し引くと、既卒者は受験者775人、合格者423人で54.6%です。ただし、既卒者には卒業年度や受験回数が異なる人が含まれます。これは国試浪人1年目だけの合格率ではありません。
医師国家試験は何日間ですか?
第120回は2026年2月7日・8日の2日間に実施されました。厚生労働省が公表した第121回も2027年2月6日・7日の2日間を予定しています。受験する回の最新施行案内で確認してください。
第120回医師国家試験の合格基準は?
必修問題160点以上/200点、必修を除く一般問題・臨床実地問題224点以上/300点、禁忌肢問題の選択数3問以下のすべてを満たすことです。合格基準は回ごとに厚生労働省の発表で確認します。
大学別の医師国家試験合格率はランキングで見るべきですか?
順位だけで大学の教育力や進級しやすさを判断できません。厚生労働省も第120回の学校別資料について、ベスト5・ワースト5などの記載を控えるよう求めています。受験者数、新卒・既卒の内訳、6年間の卒業状況、複数年度の推移を分けて確認してください。
医師国家試験に落ちたら、まず何をすべきですか?
合格発表と合格基準を公式資料で確認し、自分が満たさなかった基準と得点情報を整理します。次回の試験日・出願手続を確認し、大学の担当窓口や利用中の学習支援へ早めに相談します。講座を選ぶ場合は、料金だけでなく対象回、教材、質問対応、模試、途中解約条件を書面で比較してください。

国試率だけでなく、6年間の卒業状況も確認する

学校別合格率を順位だけで見ず、6年卒業率、進級条件、学費、受験者数と一緒に比較します。

医学部の卒業率・留年データを見る →
この記事の監修編集部 監修者

元 医学部専門予備校 運営スタッフ。教室運営・カリキュラム設計に従事した経験から、料金・管理体制のリアルを中立に発信しています。

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